<楽天>ルーキー菅原、3球でプロ初勝利

2017年05月05日

44枚目/44枚中

【東北楽天2-1オリックス】プロ初勝利し大勢のファンに囲まれバーンで喜ぶ菅原=2017年5月4日、コボパ宮城

 1-1の五回、東北楽天の先発古川が2死満塁のピンチを背負う。「与田コーチが心を鬼にしたので、継投を決断できた」と梨田監督はルーキーの菅原に勝負どころを託した。「古川が頑張っていた。ここで打たれてはいけない」。菅原はベンチと仲間の期待に応える見事な火消しを見せ、わずか3球でプロ初勝利をつかんだ。
 「背伸びせず自分の球を投げる」と結果を恐れず強気に攻めた。カウント1-1からの3球目、外角直球に中島が手を出した。プロ初先発マスクの下妻は冷静に「直球でファウルか見逃しにし、(4球目の)スライダーで三振」を狙った。だが、菅原の得意球を使うまでもなく難なく二ゴロに打ち取った。
 今季は同じ中継ぎで新人の高梨、森原がすでにプロ初勝利を挙げていた。「先に2人が勝ち、悔しさとうらやましさがあった」。1月に大体大のOB会で米大リーグ、カブスの上原投手から受けた「プロは実力の世界」という教えを胸に、自身も結果を出した。
 オリックスとの首位攻防戦を2勝1敗と勝ち越し、貯金は今季最多の12。梨田監督は「満塁という開き直らないといけない場面でよく腕を振って投げた。これを自信にしてほしい」とニューヒーローの誕生を喜んだ。(佐々木智也)

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