<大相撲夏場所>20歳の阿武咲 新入幕

2017年05月02日

1枚目/6枚中

新入幕を果たし、番付に記されている自身のしこ名を指さす阿武咲=2017年5月1日

 日本相撲協会は1日、大相撲夏場所(14日初日・両国国技館)の新番付を発表し、3連覇を狙う横綱2場所目の稀勢の里が初めて東の正位に座った。番付の最上位に日本出身横綱が就くのは、2001年名古屋場所の貴乃花以来16年ぶり。

 右太ももなどの負傷で先場所を途中休場した横綱白鵬は西の2番目。在位59場所は千代の富士に並び史上2位となった。他の横綱は鶴竜が西、日馬富士が東の2番目。

 新入幕は東農大出身で23歳の大器、小柳改め豊山と20歳の阿武咲(おうのしょう、青森県中泊町出身)。豊山は日本相撲協会元理事長で元大関だった先々代時津風親方の由緒あるしこ名を譲り受けた。

 大関陣は先場所千秋楽に稀勢の里との本割、優勝決定戦で連敗した照ノ富士が東。西の豪栄道は途中休場明けで5度目のかど番を迎える。

 関脇は2場所連続で3人いる。先場所12勝し、大関昇進が懸かる高安は2場所連続で西。玉鷲が3場所連続の東、1場所での大関復帰を逃した琴奨菊は東の2番目。小結は御嶽海が2場所連続で東、嘉風は9場所ぶりの返り咲きで西となった。再入幕は豊響と千代大龍。新十両は19歳の貴源治だけで、明生が再十両となった。

◎阿武咲「2桁勝つ」

  新入幕の阿武咲は「持ち味の馬力と前に攻める気持ちで、相撲界を盛り上げる力士になりたい」とはにかんだ。対戦したい相手は横綱稀勢の里。普段からけいこなどで世話になっており「土俵で恩返しをしたい」と意気込む。

 青森・三本木農高を中退し、初土俵を踏んでから4年余り。十両昇進後に幕下陥落を味わい「そこからはい上がれ、成長できた」と振り返る。

 所属部屋での記者会見の合間、師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)から「もっと大きな声で」と注文が入った。今場所の目標を問われた東前頭14枚目は「2桁は勝ちます」と力強く宣言した。

【阿武咲(おうのしょう=本名打越奎也)】
 青森県中泊町出身、阿武松部屋。青森・三本木農高1年で12年国体少年個人優勝。高校を中退し、13年初場所初土俵。15年初場所新十両。得意は突き、押し。176センチ、159キロ。20歳。

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