<楽天>松井裕 サヨナラ打許す

2017年04月30日

1枚目/1枚中

9回、日本ハム・田中賢にサヨナラ打を許し、力なく引き揚げる東北楽天・松井裕

 東北楽天の絶対的守護神が崩れた。2-2の九回2死一、三塁、松井裕が投じたスライダーは高めに浮き、田中賢に痛恨の右前打を浴びた。今季初めての救援失敗でサヨナラ負けを喫した左腕は「点をやったらおしまいの場面。持っている力を出して抑えようということだけ考えたが…」と冷静に振り返った。
 九回1死から近藤に11球粘られた末に四球を選ばれ歯車が狂い始めた。4番中田を三振に仕留めたものの、同時に近藤の二盗を許し、一打サヨナラの場面で打者はレアード。マウンドに駆け付けた与田投手コーチから敬遠か勝負かの選択を委ねられて勝負を取ったが、結果は左前打で一、三塁と傷口を広げた。
 「勝負を選んだのに打ち取り切れなかったのが、自分の勝負弱さ」と反省を口にする。
 ここまで開幕から14試合連続無失点、2勝9セーブと圧巻の成績でチームの快進撃を支え続けた。15試合目は苦しい初黒星となったが、梨田監督は「松井はよく投げてくれた。打った方を褒めるしかない」とねぎらった。
 両軍の守護神がマウンドに立つ展開になったのも、七回に2点差を追い付いた打線の奮起があったからこそ。「よくあそこで追い付いた」と指揮官が評する通り、最後まで諦めない粘り強さを示した戦いだった。(浦響子)

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