<センバツ>被災地思い健闘誓う

2017年03月11日

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組み合わせ抽選会に臨む東北勢の(右から)盛岡大付・比嘉、不来方・小比類巻、仙台育英・西巻の各主将=2017年3月10日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホール

 第89回選抜高校野球大会(19日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われ、2年ぶり12度目の出場となる仙台育英は第4日の第1試合で福井工大福井と対戦することが決まった。4年ぶり4度目の盛岡大付(岩手)は第2日の第1試合で高岡商(富山)と、21世紀枠で初出場する選手10人の不来方(岩手)は第5日の第3試合で静岡と顔を合わせる。

 東北勢3校の主将は、初戦の対戦相手が決まると、決意を新たにした。この日は東日本大震災から6年という節目の前日とあって、被災地への思いを胸に大舞台での健闘を誓った。
 仙台育英の西巻主将は「みんな野球がしたくてもできなかった」と震災当時を思い、「宮城では今も仮設住宅で暮らす方がいる。できることを全力でやり、喜んでもらいたい」と話す。
 対戦する福井工大福井は昨秋の北信越大会を制し、明治神宮大会では優勝した履正社(大阪)に惜敗。西巻主将は「走攻守にレベルの高いチーム」とみるが、「どこが相手でもやるべきことは変わらない。課題を一つ一つ克服して臨みたい」と気を引き締めた。
 岩手県勢の2校同時出場は初めて。盛岡大付の比嘉主将は「高校生らしいプレーを見せる」、不来方の小比類巻主将は「勇気づけられるプレーがしたい」と、それぞれ被災地の期待に応えようと闘志を燃やした。
 盛岡大付は主戦の左腕土合ら好投手を擁する高岡商(富山)と当たる。「左投手は苦手だが、意識せず打ち勝ちたい」と比嘉主将。「東北勢で一番早く初戦を迎える。勝って(仙台育英と不来方に)勢いを付けたい」と意気込んだ。
 不来方は、昨秋の東海大会覇者の静岡に挑む。選手10人と出場32校で最少だが、小比類巻主将は「選手が少ない高校に刺激を与えられるような試合がしたい」と意欲的。「だんだん甲子園(で戦う)という実感が湧いてきた」と気持ちを高めていた。(及川智子)

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