<楽天>積極走塁の意識浸透

2017年02月16日

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走塁練習を行う(左から)聖沢、岡島、茂木、島内=2017年2月15日、沖縄県金武町

 東北楽天が今季重視する機動力を駆使した野球のスタイルが見え始めている。昨季のチーム盗塁数56はリーグ最下位。走塁の強化は昨秋のキャンプから取り組んできたテーマで、梨田昌孝監督は今季の盗塁数の目標を倍に近い80~100と掲げる。次の塁を積極的に狙う選手が増え、走塁への意識が着実に浸透している。
 14日にあった韓国プロ野球ハンファとの練習試合。今季初の対外試合で、ドラフト3位新人の田中和基(立大)、西田哲朗、福田将儀、三好匠の4選手が計5盗塁を決め、このうち3盗塁が得点に絡んだ。
 サインはベンチから出さず、スタートの判断は選手に任せた。4盗塁は初球や2球目の早いカウントから仕掛けた。梨田監督は「失敗してもいいからリードを大きく取り、挑戦してほしいと指示した。みんなよく走ってくれた」と目を細めた。
 2盗塁を決めた田中は「キャンプから一番力を入れてきたのが盗塁。練習で取り組んでいるスピードを落とさないスライディングができた」と振り返る。五回2死三塁で捕手が投球をはじいた隙を突き、果敢に本塁を陥れる好走塁を見せた。
 塁でリードを大きく取る意識が選手に根付いてきた。茂木栄五郎は「数を増やすためリードを取る幅を広げた」と言う。昨季チーム最多の11盗塁を上回るため、「あとは勇気を出して走れるかどうか」と考える。
 足の速さにかかわらず、盗塁を狙う姿勢を見せるだけでも相手バッテリーに重圧がかかる。森山周外野守備走塁コーチは「昨季はリーグで相手投手からのけん制球が一番少なかった。走者がもっと警戒されないといけない」と意識の徹底を求める。(佐々木智也)

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