<災害救助ロボ>動き進化 ビジネス応用も

2016年06月02日

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ヘビのように動き、先端のカメラで探索する索状ロボット

 災害現場で活躍するロボットの公開実験が1日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスであった。屋外に再現した倒壊家屋などでユニークな形状のロボットたちがデモンストレーションを繰り広げた。
 ヘビの動きをまねた「索状ロボ」は狭い隙間から倒壊家屋に進入し、装着したカメラの映像で要救助者を探した。マイクで小さな声を拾い、明瞭化する最新技術も備えている。パイプに巻き付いて上下に移動するタイプの索状ロボも登場した。
 4本脚の「脚型ロボ」は二足歩行やほふく移動もできるようにプログラム。2点支持ではしごを登り、聖火台に点火するパフォーマンスを披露した。狭い場所、豪雨などの過酷な条件で飛べる小型無人機「ドローン」も紹介された。
 「サイバー救助犬」の実演では、小型カメラと衛星利用測位システム(GPS)を装着した災害救助犬が、がれきの中から生存者を捜索した。
 公開実験は災害用ロボットを開発している東北大大学院の田所諭教授(ロボット工学)らによる研究プログラムが主催した。東京電力福島第1原発の廃炉作業への投入も想定し、実用化を目指す。全国の大学や企業など61の研究グループが参加している。
 田所教授は「サイバー救助犬など実用に近い技術もある。ロボットにさまざまな技術を搭載して精度を高め、災害時だけでなく平時のビジネスにも役立てたい」と話した。

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